オートマ車で坂道発進時に下がらないようにする方法

最終更新日:2017年9月3日

AT(オートマ)車に乗っている人なら一度は経験がある坂道発進。

身近なところではスーパーやショッピングセンターなどが挙げられます。

立体駐車場が込み合っていて、どうしても坂道で止まらなくてはならないときがあります。

もしかして後ろの車にぶつかるんじゃないかと思うと、怖くて坂道の手前で停車して待ちたくなりませんか?

一度下がると怖さで二度と止まりたくないですよね。

坂道を避けられればいいのですが、たまたま出かけた先が坂道だらけだったり立体駐車場しかなかったら?

坂道で下がらないようにする方法はないでしょうか。

1.坂道で車はどのくらい下がる?

アイドリングストップがついている車だとよく感じますが、ブレーキから足を離してアクセルを踏む前に”スー”っと後ろに下がることがあります。

乗っていると1mくらい下がるような感覚で焦るのですが、実際に下がるのは20㎝程度。60㎝も下がりません。

職業上必要で間隔を詰める止め方に慣れている人なら別ですが、そうでない普通の人がいくら近づけて停車させても車間距離は1mほど空きます。

駐車場ならともかく、平地でもそこまで近づいて停車しませんよね?坂道なら前の車が下がってくるかもしれない危険は考えられるので、後続車は距離を十分とらなくてはいけません。

バックミラーで見ると後続車がとても近いように見えますが、実際は1m以上離れています。

停車中の他人の車の後ろに1m以内に近づいて止める人は、普通いません。

下がるのは多くても60㎝、後続車までの距離は1m程度になります。

そのため慌てなくても大丈夫です。

2.どうして坂道でオートマ車が下がる?

最近のAT車では坂道でも下がらないヒルスタートアシスタント機能がついています。

これは車が制御が必要だとセンサーで感知したときに作動するものです。

ブレーキを踏みこんで離した後の1~2秒間、坂道が登れるくらいエンジントルクが上がるまで踏み込んだ時と同じ力のブレーキが利き続けます。

これによって坂道発進をスムーズに慌てずにできるようサポートする機能です。

なのになぜ下がるのでしょう?便利なヒルアシストですが緩い坂道や反対に急すぎる坂道、車が重すぎる時などは働きません。

例えば、緩い上り坂をかなりゆっくり登って、軽くブレーキを踏んですぐに離した場合はどうでしょうか。

センサーは補助が必要だと判断できないのでヒルアシストは作動しません。

アクセルから足を離した途端下がり始めます。

急すぎる坂道というのは勾配が10%前後です。

短い距離なら急坂で自転車では登り切れません。

また、引っ越しなどで過剰に荷物を積んでいる場合も作動しませんし、完全に停止していないのにブレーキから足を離したときなども同様です。

これは通常ありえないことですがヒルアシスタントが正常に動作していない、何らかの原因で故障してしまうこともあります。

どうしても下がる場合は販売店に相談してみましょう。

3.坂道で下がらないようにするには

では下がらないためにはどうしたらいいでしょう。

まずは教習所で教えられた通り、車が完全に停止するまでブレーキを踏み込みます。

確実に止まってから次の操作をします。

まずエンジントルクを上げるつまりアクセルを踏み込みます。

ここで勢いよく踏み込むと大きな音がしたり急発進したりするので、ゆっくり確実に踏み込みます。

例えば1・2・3のリズム。

ブレーキから足を離して1・2で平地を走る時のようにアクセルを踏み込み、そのまま登り始めるまで踏み込み続けて3。

ポイントはどのくらい踏み込めばいいのかではなく、登り始めるまで同じスピードで踏み込み続けることです。

またブレーキの踏み込みが少なすぎても下がります。

その時は慌てないでそのままアクセルをその踏み込みます。

坂道でのブレーキは余計に吹いこむことが大事です。

ブレーキを踏む1・2で車は止まったけどもう少し踏み込む、3踏み込むのを止めます。

車種によっては床につくまで踏み込むと一時的にブレーキがロックされることがあるので注意が必要です。

駐車したときにどこまで踏み込んだら床につくか試してみるといいですね。

他にサイドブレーキを使う方法もあります。

車が完全に止まったらシフトレバーをP(パーキング)に入れてサイドブレーキをかけます。

前進するときにはサイドブレーキを解除しないでシフトをD(ドライブ)に入れ、サイドブレーキを解除しつつアクセルをゆっくり踏み込む、という手順です。

また、左足ブレーキという方法は車が完全に止まったらシフトをPに入れます。

発進するときは左足でブレーキを踏みこみ、右足をアクセルの上に置きます。

シフトをDに入れたら右足でアクセルを徐々に踏みこみながら反対の左足のブレーキを同じように上げていきます。

どちらにしてもサイドブレーキの解除は確実にしないと故障の原因になります。

坂道で下がらないようにしよう

坂道発進は怖かったり面倒だったりしますが、うまく機能を使うことでスムーズに発進できます。

文章だと複雑なように思えますが深呼吸して落ち着いて操作すれば簡単です。

坂道での混雑がストレスにならずドライブが楽しめるといいですね。


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