高級車の維持費が高い理由とは。なぜ高級車は維持費にお金がかかるのかを知ろう

最終更新日:2017年9月17日

ポルシェ、メルセデスベンツ、フェラーリ。

高級車は永遠のあこがれです。

しかし、車両本体の価格だけではなく、維持費が高いことも購入のネックになります。

なぜ高級車の維持費が高くなるのかご紹介します。

1.タイヤ交換の費用が高い

高級車は大きくて重いボディに、高出力のエンジンが搭載されたものがほとんどです。

ポルシェのパナメーラを例にとると、最上級のモデルで前輪が275/40R20(1本あたり4万円前後)、後輪が315/35R20(1本あたり6万円前後)で、4本交換で20万円プラス工賃になります。

これは自分でタイヤを通販で買った場合であり、高級車オーナーの大半が正規ディーラーでタイヤ交換をしますので、さらに金額は膨れ上がります。

これが例えば、ダイハツのエッセのような軽自動車の最廉価の車種であれば12インチのタイヤであり、工賃込4本1万円で交換できることがあります。

タイヤの値段が高いだけではなく、タイヤの交換頻度が高いことも高級車の特徴です。

高級車は2トンをはるかに超えるモデルが多く、ダイハツのエッセの車重が700kg台であることを考えると、実に3倍以上の差があります。

重い車重と高出力のエンジンはタイヤの摩耗を早めます。

1万キロから2万キロでタイヤにスリップサインが出るモデルもあり、普通乗用車が5年5万キロ持つことを考えれば、3倍程度の交換頻度になります。

2.オイル交換の費用が高い

高級車は大排気量で高出力のエンジンを搭載しているため、オイル交換の費用が高くなります。

まず、オイル自体の交換量が8リッターを超える場合も少なくありません。

2000ccクラスの普通車だと4リッター前後がこう完了ですので、実に2倍になります。

もちろん、使用するオイルも大衆車のように格安オイルでの交換はディーラーが認めませんので、高いオイルを使わざるを得なくなります。

大衆車がリッターあたり500円程度であるものが、ポルシェクラスでもリッターあたり2、000円から3、000円のオイルとなります。

オイル代に工賃等も加えると、1回あたりのオイル交換がポルシェクラスで4万円前後になります。

大衆車が数千円でできることを考えれば、破格に高い費用が発生します。

一部の高級車お断りの、ガソリンスタンドもありますし、どうしても工賃が高めになります。

3.定期点検車検の費用が高い

自動車を保有していれば、ディーラーから定期点検の案内がきて、1年(12か月)点検に出すことが普通です。

国産の大衆車であれば、1万数千円の検査費用に若干の消耗品費がプラスされる程度ですが、高級車はそういうわけにはいきません。

ディーラーに車を持っていき、点検が終わって車を取りにいくと、10万円近い点検費用が請求されることもまれではありません。

12か月点検の時に消耗部品を交換する場合が多く、当然消耗品の値段も大衆車より高いため、結果的に定期点検の費用が高くなります。

さらに、車検ともなると、税金等がプラスされます。

車重が重く、大排気量の高級車は税金も高くなります。

軽自動車では3万円強の法定費用もポルシェクラスだと7万円弱になります。

4.修理費用が高い

高級車は、安い車とは違い、多くの電子デバイスが各所に搭載されており、全ての情報は車の中のコンピュータに記録されています。

ここに何かのエラーが記録された場合、ディーラーは安全をみて部品交換を勧めてきます。

保証の範囲内ならいいのですが、範囲外の場合すぐに何十万円という部品交換が発生します。

ディーラーでは基本的にASSY交換といって、パーツ単体ではなく関連する部品が組み合わされた構成部品ごとの交換が基本となるため、修理費用を安くすることができません。

大衆車であれば、町修理工場で壊れた部品の中の本当に壊れている部分だけ治してもらえたり、中古部品やリビルドパーツも広く流通しているため、交換部品の費用を抑えることが可能となります。

5.ガソリン代が高い

高級車は、高性能のエンジンを搭載しているため、ガソリンはほとんどがハイオク指定になります。

大衆車のほとんどがレギュラーガソリン指定ですので、仮に燃費が同一だとしても、10%程度割高になります。

また、コンパクトカー等と比較すると、大排気量である高級車の燃費は悪い傾向があります。

基本的にガソリン車のレシプロエンジンであれば、800cc前後が最も燃費がよくなり、その証拠にインドではスズキが800ccの車を多数販売しています。

逆に800ccを超えると、排気量が大きくなればなるほど燃費は悪化し、車重が重い高級車はさらに燃費を悪化させます。

高級車の維持費が高い理由を知ろう

高級車は、そもそも富裕層向けに販売されており、安く維持するということが前提になってはいません。

大きくて重いボディに、高出力のエンジンが搭載されているため、通常の消耗品だけでも、大衆車の数倍の費用が必要となります。

やはり、高級車というからには、高い税金や保険料、点検費用や部品代を支払っても仕方ないということです。


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