横柄な運転をする高級車の心理には、いったいどういうものがあるのでしょうか。
やけにぐいぐいとこちらに迫ってくるような、そんな運転の仕方をされたら、誰だって嫌な気分になることでしょう。
「高級車に乗っているから偉いんだぞ」と言わんばかりの運転をする人の気持ちをしれば、余計なトラブルをさけることができるでしょう。
1.「高級車を買うことができる自分」に自信を持ちすぎている
横柄な運転をする高級車の心理にあるのが、自分に自信を持ちすぎているということです。
「高級車を買うことができる自分はすごい、偉い」という気持ちがあるので、他の車や歩行者に対して横柄な運転をしてしまうのでしょう。
高級車は、普通の車と比べてどうしても価格がアップしています。
そういう「高級車」を手に入れるためには、それなりに収入が高かったリ財産を持っていなくてはなりません。
収入が高いということは素晴らしいですし、本人の努力があってこそのはずです。
しかし、だからと言って自信過剰になりすぎてしまうと、高級車を運転している時にその気持ちが見え隠れしてしまって、横柄な運転をしてしまいます。
自分では気が付いていないかもしれませんが、値段の高い高級車に乗っていて、知らず知らずのうちに乱暴で横柄な運転になっていることがあります。
そういう人というのは、本当は心の中で「普通車や軽自動車に乗っている人よりも自分の方が偉い」という気持ちを抱えていて、自信を持ちすぎているのでしょう。
だから歩行者やほかの車に対してぞんざいな運転をしてしまいます。
2.高級車の性能が良すぎて他の車がのろく感じてしまう
横柄な運転をする高級車の心理には、車の性能が関わってくることがあります。
高級車の性能が良すぎて、他の車がのろく感じてしまい、運転にもその気持ちが出てしまうのでしょう。
高級車というのは、金額が高い分だけ当然性能もいいはずです。
スピードをアップする時にもスムーズで、軽自動車のように思いっきりアクセルを踏んでもなかなか加速しないということがありません。
運転が楽なのはとてもいいことですが、他の車と高速道路のインターなどで合流するような時、正直に言って「なんであんなにのろのろとしているんだろう」と感じてしまったりします。
そして「さっさといけ」という非常に横柄な気持ちになり、わざと普通車や軽自動車の脇を強引にスピードアップして通り過ぎたりします。
そういう運転をされた時、他の車のドライバーははっきり言って不愉快に感じてしまいます。
ただ、高級車と争ってもスピードでは追いつきませんし、大人の対応としてスルーしている場合もあります。
高級車の性能の良いことはとても素晴らしいですが、だからと言って他の車に対して横柄な運転をしてしまうと、高級車に乗っていても少しも素敵には見えないでしょう。
横柄な運転をする高級車ドライバーの中には、自分の車の性能が良すぎることを鼻にかけている場合がります。
だから他の車のことを「のろまだ」とか「遅い」と思って、バカにしていることもあります。
3.車が大きいので小回りがきかずに「相手がよけてくれたらいい」と思っている
横柄な運転をする高級車の中には「相手がよけてくれたらいい」と、都合の良い心理が働いていることがあります。
高級車は車体が大きいので、なかなか小回りが利かないことがあります。
できれば相手の方でよけてくれたら楽なのになんて思っているのです。
高級車というのは、普通車と比べると全長も高さも長くて大きいことがほとんどです。
特に軽自動車などと比べると、まさに「大人」と「子供」というくらい違っています。
そういう大きな車を運転するのは、それなりに技術も必要ですし、神経も使います。
「相手の車は小さいのだから、その分運転も楽だろう」という甘えの気持ちが生じて、どうしても運転が横柄になってしまいます。
車と車がすれ違う場合は、どちらもお互いよけあう必要があります。
それなのに、高級車は「相手がよけてくれて当然である」というような感じで、まったく車を動かさないこともあります。
そういう時には、ドライバーの心の中で「こちらは高級車で車が大きいのだから、小さい車の方がよけてくれたらいい」と思っているのです。
他の車のドライバーにとっては迷惑な話ですが、そういう「甘えの気持ち」が横柄な運転をする高級車のドライバーの心にあるのでしょう。
4.左ハンドルだったりすると他の車にまで気を配る余裕がなかったりする
横柄な運転をする高級車の心理の中には「ほかの車にまで気を配る余裕がない」という慌てた心理があります。
高級車の中でも左ハンドルだったりすると、運転するのに精いっぱいで、他の車のことなど全く目に入らなくなってしまいます。
そして結果として「横柄な運転」を繰り返してしまいます。
高級車で外車だったりすると、左ハンドルであるという場合もあります。
しかし、日本は右ハンドルの車が圧倒的に多く、町の中の交通も「右ハンドル用」に作られています。
交差点を曲がる時、そしてどこかに車を駐車する時にも、高級車のドライバーには何かとストレスがかかっていたりします。
そんな時の高級車のドライバーは、いつも以上に緊張していて精神的にもイライラしていることもあります。
周囲の車に対して丁寧な運転マナーを心がけるなんて余裕は吹き飛んで行ってしまっているのでしょう。
周りの人からすると「あの高級車は随分と横柄だな」と感じてしまうかもしれませんが、本人はもしかしたら車を動かすのに必死になりすぎていて、それどころじゃないのかもしれないのです。
高級車に乗りたいそういう憧れの気持ちは誰でも持っていることでしょう。
しかし実際に運転してみると、意外と神経を使って疲れてしまうことでしょう。
高級車に乗っているドライバーは、もしかしたら自分が横柄な運転をしていることに、まったく気が付いていないのかもしれません。
自分を振り返る余裕など、きっとどこかに吹き飛んでいってしまったのでしょう。
横柄な運転をする高級車の心理を知ろう
横柄な運転をする高級車を見ると「なに、あの車」とこちらまでイライラしてしまうかもしれません。
しかしもしかしたら本人も「ちょっとまずいかもしれない」と感じているのかもしれないのです。
ただ、どうしても高級車に乗っているというプライドを捨てられなかったり、運転するのに精いっぱいで、他の車のことを考える余裕がないのかもしれません。
あの高級車は横柄な運転をしていると思ったら、さりげなく距離をとるようにしてみましょう。
そうすればこちらに被害が及ぶことはありませんし、気持ちが乱されることもなくなるでしょう。
横柄な運転をする高級車とは、距離を置くのが一番です。
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