坂道でサイドブレーキをかけても下がる時どうすれば良いか

最終更新日:2017年9月23日

自動車の運転をしていると、坂道で停車や駐車をすることがあります。

しっかり停めたつもりなのに気がつけば、徐々に坂を下っていてヒヤッとした経験が誰しもあるでしょう。

そんなときの原因と対処法をご紹介します。

1.シフトレバーがNレンジに入っている

オートマチック車の駐車をする時は原則的にPと書いてある場所にシフトレバーを持っていきます。

Pの意味はパーキングの頭文字で、車を駐車する時に使用するポジションです。

駐車する時に入るギヤがあり、ギヤが入っているとタイヤが回らないので、少々の傾斜では動かないようになっています。

車が動かないポジションがもう一つありますが、これをNレンジと言います。

Nはニュートラルの頭文字で、ギヤに入っていない状態にするポジションで、タイヤは回る状態になっています。

たまにNレンジにシフトレバーを合わせて停めている方がいます。

具体的に言うと、コンビニでエンジンをかけたまま駐車して、買い物のために車を降りているような場合です。

ちょっとの時間なのでいいかなと思っていると、危険な目に合うことがあります。

駐車場はあまり傾斜はないですが、Nレンジ(タイヤが回る状態)でサイドブレーキの利きが甘いと、タイヤのロックがかかっていないので、徐々に動き始めてしまうこともあります。

無人の車が暴走することになるので、車から離れる時には必ずPレンジにシフトレバーを合わせましょう。

2.サイドブレーキの引き方が少ない

サイドブレーキを引くとブレーキがかかりますが、その時にカチカチと音がする所があります。

カチカチと音がしたからと言って、サイドブレーキを引くことを止めると、実はしっかりブレーキがかかっていないことがあります。

サイドブレーキを引くときに音が鳴りますが、音が鳴るたびに手ごたえも固くなってきます。

ある程度の力で引いてやることで、しっかりとした制動力が得られます。

どのくらい引けばよいのか分からない場合は、一度安全を確認した上で、どのくらいの力で引けば止まるのか、坂道で試してみるのも良いでしょう。

また、サイドブレーキは使っていると、実は段々とゆるくなっていきます。

今までは音が3回鳴るところで止まっていたのに、最近は同じ坂でも動き出すといったことが起こります。

ゆるくなってきたと感じたら、自動車ディーラーなどで調整をお願いしましょう。

何も言わなくても車検時などには大体調整してくれています。

坂道で車が動き出したら、サイドブレーキをもう一度しっかり引き直しましょう。

3.坂道が急すぎる

信号待ちで停車しているときには、フットブレーキを使っていることが多いでしょう。

いつも平らな道であれば問題ないのですが、たまに急な坂道の途中で停車しなければならないことがあります。

そんな時はサイドブレーキの出番ですが、信号待ちの時は再発進のことを考えるとNレンジで待ちたいところです。

ただNレンジであるとサイドブレーキだけでは制動力が足りずに、坂道を下ってしまうことがあります。

後ろから車が来る場合には追突される危険がありますし、ギリギリにつけられている場合には接触してしまうことも考えられます。

そんな時はフットブレーキも併用しましょう。

サイドブレーキとフットブレーキを併用すれば大体の坂道は止まります。

信号が青に変わり急な坂道からの発進するときには、サイドブレーキを引いた状態で、少しアクセルを踏みフロントのボンネットが少し沈んだら、サイドブレーキを緩めます。

そうするとスムーズに発進できます。

最近は車が一時的に停止状態を保持してくれる機能がついた車種もありますので、自分の車も確認してみるとよいかもしれません。

4.荷物や人が多く乗っていて車が重くなっている

物を止めるには重さの増加に比例して、必要な制動力も多くなっていきます。

荷物や人がたくさん乗ることで、車の重さが増えますので、いつも通りの力でサイドブレーキを引いていたのでは、止まった状態を保持できません。

特に坂の角度が急になると尚更です。

そんな時はいつもより多めにサイドブレーキを引いてやりましょう。

基本的には定員以内の乗車人数であったり、積載可能な重量の荷物を積んでいたりしている程度であれば、サイドブレーキで停車している状態をキープできるようになっています。

ただ、先ほども書いているようにサイドブレーキは段々ゆるくなります。

しっかり引けるよう調整できていない場合には、いくらサイドブレーキを引いても止まらない可能性もあります。

定期的に点検してもらい専門家に確認してもらいましょう。

坂道で下ってしまう時の原因をつかんで対処しよう

緊急時にはフットブレーキを踏むことが大切です。

少しでも動いていると感じたら、すぐにフットブレーキを踏みましょう。

また、サイドブレーキはあくまで補助的なブレーキですので、走行中に使用することは危険なのでしないようにしましょう。

停車時にある程度の手ごたえがあるまで引いておくことが、事故を無くす第一歩です。


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