坂道でタイヤがスリップしてしまった時どうしたら良いか

最終更新日:2017年9月6日

坂道を登っている時、急にタイヤがスリップしてしまったら慌ててしまいますよね。

そんな時にパニックなってしまうと思いもよらない事故を招く恐れがあり大変危険です。

今回は坂道でタイヤがスリップした時の対処法についてご紹介します。

1.正しい登り方に直す

まずは坂道の登り方をセオリー通りの走り方に直してみましょう。

ハンドルは出来るだけ真っ直ぐに戻し、アクセルはじんわりと踏んで一定のまま急加速はしないようにします。

やってはいけないのが焦ってアクセルを限界まで踏んでしまうこと。

これをすると更に悪化するだけでなくタイヤが駄目になることもあります。

上り坂を走る時に急ハンドルを切ったままですと、とてもスリップしやすくなってしまいますので注意が必要です。

先程のスリップの原因が登り方のミスであったならばこれで登れる可能性があります。

2.エアコンを切る

意外とうっかりしがちなのがエアコンです。

特にエンジンの排気量が小さな車の運転時はエアコンを使うと走る力が落ちるので当然ながら坂道を登る力も落ちます。

これを切るだけで簡単に登れるかもしれません。

もし不安なのであれば坂道を登り始める前から予め切っておくと安心です。

3.坂道にいる今の状況を確認する

1の方法で駄目だった場合、何らかの対処をする必要があるのでまずはブレーキを踏みハザードランプを付けてひと呼吸しましょう。

焦ってしまうと良い解決法が浮かばないだけなく、事故やトラブルを招く恐れがありますので絶対に焦らないようになります。

ハザードランプはハンドル付近か中央のパネルの所に「△」のようなマークのボタンで付けられます。

そうしたら落ち着いて周りの状況を確認しましょう。

後ろの方がハザードランプに気付いて下がってくれれば、こちらも下がって勢いを付けたり出来ますし、ひょっとしたら助けてくれるかもしれません。

後続車両が詰まってしまっている場合、先に行かせた方が焦らずに取り組めるので気が楽になります。

4.一旦下がって勢いを付けてみる

これは一旦下がるということ自体がとても難易度が高いため、最後の手段として取っておいた方が良いかもしれません。

バックをしている間がとても大変ですので。

ただし同乗者の方が降りて誘導してくれれば案外スムーズに下がれます。

もし下がることが可能であったならば、一旦平らな場所まで下がって勢いを利用して上がってみましょう。

このとき勢いを付けすぎたりしないよう注意し、登っている間の減速もブレーキではなくエンジンブレーキ(アクセルを緩めて自然に減速させる方法)を利用するのがコツです。

ハンドルも可能な限り急ハンドルは避けるようにするとスリップしにくくなりますので意識するようにしてください。

5.シフトを変えてみる

最近のオートマチック車は自動的に最適なギアにチェンジしてくれる様になっているので、昔のオートマチック車とは違い普段は気にする必要があまりないのですがその機能が不調の可能性もあるので、シフトを「D」から「2」や「1」などに落として試してみてください。

新しい車ですと「1」「2」「D」ではなく「+」「-」だけがある場合もありますが、その場合は「-」に動かすとギアを1段階下げられます。

状況によってはこれで改善されることがあります。

以前の車種ではきつい上り坂を走る時に予めこの方法を使うことが一般的でした。

教習所などでは今でも坂道発進の時にギアを下げることを教わるはずです。

6.複数人載せている場合、一旦降りてもらう

乗っている人に降りてもらうことで車重を軽くする最も原始的な対策です。

案外これだけで登れるようになったりするものです。

歩かされた人は少し恥ずかしい思いをするかもしれませんが、背に腹は変えられません。

7.ルートを変えてみる

上記の方法で全て駄目だった場合に他のルートで坂がもう少し緩やかな道がないか検討してみるのも有効な手段です。

1~6までを試しても駄目である場合、タイヤが硬化してしまっていたり車自体のパワー不足が考えられますので無理にその坂道を登ることはしないほうが無難です。

その坂道で登れない車がよく発生していると、住民からの要望で新しい道路が作られていたりするのですが新しい道の方は真っ直ぐな道になっていてスリップしにくくなっていることが案外多いです。

坂道でタイヤがスリップした時の対策のまとめ

色々な対策を紹介しましたが、本当に大事なのは慌ててしまわないことです。

事故を起こしてしまっては坂道を登るどころではありません。

まずは安全を確保し、対策をゆっくり思い出し頭の中でイメージしてからしっかり確実に試しましょう。

一番確実な対策は、自分の車がどれくらいの坂をどれくらいの車重までなら登りきれるかをしっかり把握し危なそうならルートを再検討してみたりする事かもしれません。

事前にしっかりと対策を用意し、安全なドライブが出来るようになると良いですね。


Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function related_posts() in /home/jnky/carkun.net/public_html/wp-content/themes/carkun/single.php:19 Stack trace: #0 /home/jnky/carkun.net/public_html/wp-includes/template-loader.php(98): include() #1 /home/jnky/carkun.net/public_html/wp-blog-header.php(19): require_once('/home/jnky/cark...') #2 /home/jnky/carkun.net/public_html/index.php(17): require('/home/jnky/cark...') #3 {main} thrown in /home/jnky/carkun.net/public_html/wp-content/themes/carkun/single.php on line 19