雪道を初心者が運転する時に注意すべきこととは

最終更新日:2017年8月27日

雪道を走る際の運転の仕方などは、雪国の自動車学校でもそれほど詳しく教えてくれたりはしません。

そうでない地域の人が初めて雪道を運転する場合などは、なおのことで、どうやったら良いかと戸惑ってしまう方も多いことでしょう。

雪国で経験を積めば次第に技術も身につくのですが、感覚的に処理していることも多いものです。

そのためいざ説明を求められるとぱっと解説できない雪国のドライバーも多いはずです。

今回はどんなことに気をつけてどういった対処をしているか、初心者の人はもちろん、雪国の走り方を知っている人も含めて少しおさらいしてみましょう。

1.スノータイヤまたはチェーンをしっかり装着する

冬の期間、例え快晴の日を選んで車に乗るとしてもノーマルタイヤのまま、雪道や雪国の道を走ることは自殺行為と変わり有りません。

必ずスノータイヤ(スタッドレスタイヤ)かチェーンを装着しましょう。

スノータイヤはノーマルタイヤよりグリップ力が強く働くよう作られたタイヤで、雪道はもちろん、凍結した路面でもノーマルタイヤに比べて滑りにくくなっています。

晴れた日でも冬用タイヤを推奨するのは、例え道路に雪が全くない状態に見えても、凍結している可能性があるからです。

かといって年に1回、それよりも少ない頻度でしか雪国に行かないという人の場合、冬用タイヤを買っておけと言うのは、難しい話でしょう。

そういった場合にはタイヤチェーンを購入しておき、積雪地帯に入る少し前の待避所やSA、PA等で装着しましょう。

チェーンには大まかに2種類有り、金属チェーンとそれ以外の(ゴムやウレタン製等)チェーンがあり、金属チェーンは安価で、取り付けるにはややコツが必要で、走行時は結構音がして乗り心地が低下します。

非金属チェーンは高価ですが、比較的簡単に取り付けられ、走行時の騒音も金属よりは少なめで、乗り心地も金属製よりは良いものの、小さくまとめられないので車に乗せる際には少々場所をとります。

基本的には好みで選んで良いのですが、関越自動車道の関越トンネルは「金属チェーンが禁止」されているので、冬期間に関東方面から関越トンネルを通り新潟県にいくのであれば「非金属チェーン」を用意して下さい。

ただしチェーンは自動車が2WDで前輪駆動なら前のタイヤ二つ、後輪駆動なら後ろの二つに装備しないと、全く意味が無いので、装着前に自分の車が前と後ろ、どちらのタイヤが回って、車を動かしているのかをしっかり把握しておいて下さい。

四輪駆動(4WD)車なら一般的に前輪二つにチェーンを装着すれば問題ありませんが、四輪全てに装着することで乗り心地は悪くなりますが、グリップ力は格段に増し安全性が高められます。

2.雪道でのブレーキのかけ方

雪道ではブレーキのかけ方にコツが要ります。

基本的に冬期間は一度に強くブレーキを踏むとハンドルロックし、スリップの原因になってしまうので、停止したいところの前からこまめにブレーキを踏む「ポンピングブレーキ」というブレーキのかけ方が、一般的に推奨されています。

ですが雪道や凍結した路面では、こまめにブレーキを踏む方法でもまだまだ危険なことが多いものです。

豪雪地域に住んでいる人は、雪道や凍結路面の特に下り坂等では極力ブレーキを踏まないケースが多くなります。

どうしているかというと、マニュアル車なら3~1速、オートマ形式のAT車やCVT車ならSやL(または3~1速)の、低いギアに徐々に落としてエンジンブレーキ(エンジンにかかる抵抗を利用し減速する方法)を、積極的に使用して速度を十分に落としてから、最後にフットブレーキを使って停止する手法をとったりします。

エンジンブレーキは通常のブレーキと違い、ハンドルの自由度を保ったまま減速できるので、雪道だけで無く、スリップの起こりやすい山道の急な下り坂などでも使われる手法です。

3.スピードを出さない

冬場の路面が凍結しやすい早朝や夕方以降、除雪の終わってない雪道を高速で走ったり追い越しをする自動車は、大抵雪の降らない県のナンバーだったりします。

雪国に住んでいて夏場スピードを出して運転しがちな人も、冬場は絶対にスピードを出したり無茶な追い越しはしません。

それだけ雪道や凍結した道路というのは恐ろしい物です。

スピードを上げていればスリップしやすくなり、とっさの判断もしづらいので事故の確率が格段にまします。

十分な広さを持ち比較的除雪作業の行われている国道などでも、冬期間は日常的に事故を起こした車を見かけます。

雪道の運転の際は普段の倍以上に気を配って、焦らず、スピードは控えめに運転することを心がけて下さい。

4.その他雪道の運転で気をつけること

もちろん雪道も怖いのですが、降雪時は視界が悪くなりがちで、地吹雪が起こるような降雪もごく稀ですがあります。

そんなときは日中でもライトを付けることで、他の車に自分の車の存在を意識して貰えるので、もらい事故の可能性を減らすことができます。

少し視界が悪くなったなと思ったら、たとえ昼間でも早めにライトを付けましょう。

あとは同じく視界が悪くなる事例として、車内と外気温の差によりフロントガラスが曇ってしまうことが度々あります。

そんなときはエアコンを付け「デフロスター」機能で曇りをとると良いでしょう。

窓に湯気のような3本の矢印のついたスイッチ、またはエアコン送風位置変更の一つにあります。

もちろん窓を少しあけ換気することで、外気温と車内温度の差を小さくし曇りをとるのも良い方法です。

しかし、寒いのでその方法を嫌がる人も多いかと思います。

デフロスターはほぼ全ての車に標準でついている機能なので、安全のために迷わず使いましょう。

ちなみに寒冷地用の車には後部の窓ガラスの曇りをとるデフロスターも標準でついています。

注意して雪道を運転しよう

たとえ初心者の人でなく、雪国に住んでいる人間でもつい油断して忘れがちになってしまうことも多いので改めて気をつけたいところですね。

注意して運転をし、雪道を安全に進んでいきましょう。


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